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更年期症状はどのようなものがあるのか
更年期は、女性の卵巣機能が低下し、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が減少する時期を指します。このホルモンバランスの変化により、以下のようなさまざまな身体的・精神的症状が現れることがあります。
身体的な症状
ホットフラッシュ(ほてり)と発汗
- 突然の体のほてりや熱感、特に顔や首周り
- 夜間の発汗(寝汗)
動悸
- 心拍数の増加や不規則な心拍
睡眠障害
- 不眠や浅い睡眠、途中で目が覚める
頭痛とめまい
- 繰り返す頭痛や立ちくらみ
関節や筋肉の痛み
- 関節のこわばりや筋肉痛
泌尿器・生殖器の変化
- 膣の乾燥やかゆみ
- 性交時の痛み
- 頻尿や尿失禁
皮膚や髪の変化
- 皮膚の乾燥、髪の抜け毛や薄毛
骨密度の低下
- 骨粗鬆症のリスク増加
体重増加と代謝の変化
- 脂肪の蓄積や体重増加
精神的な症状
気分の変動
- イライラや不安感、突然の涙もろさ
うつ症状
- 落ち込みや興味・喜びの喪失
集中力や記憶力の低下
- 物忘れや注意力の散漫
疲労感
- 慢性的な疲れやエネルギーの低下
性欲の低下
- リビドーの減少
その他の症状
- 消化器系の不調
- 胃のむかつきや便秘
- 耳鳴りや視力の変化
- 耳鳴りや目の乾燥
- 口腔内の変化
- ドライマウスや味覚の変化
最後に
これらの症状は個人差が大きく、全ての女性が同じ症状を経験するわけではありません。また、症状の程度や持続期間も人によって異なります。更年期症状が生活に支障をきたす場合や強い不快感を感じる場合は、専門の医療機関で相談することをおすすめします。